2/7に開催された「戦闘思考力」勉強会のタイムテーブルとレジメをシェアします。

戦闘思考力
(文:やすゆき)
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【スクールR 戦闘思考力 タイムテーブル】
13:00 ガイダンス
13:05 みんなで自己紹介
・Good&New(24時間以内にあった「良かったこと」「新発見」を話す)
13:20 戦闘思考力 解説
・ポストイットを配る
13:40 戦闘思考力ワーク
・「再生+エピソード」
13:55 小休憩
14:00 フラッシュカード
14:10 戦闘思考力ゲームのカード作成
14:15 戦闘思考力ゲーム
14:45 戦闘思考力を鍛えるオススメ書籍の紹介
15:00 終了
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【戦闘思考力 講義レジュメ】
1.戦闘思考力とは?
アイデア出しや、人と話すとき、執筆、相談に乗るとき、議論をするときなど幅広く使うことができる『思考の武道』

2.戦闘思考力の3つの要素
(1)ハイパワーの思考力
①トップギア:思考を素早く回転させて、反射に近づける型
・質疑応答 ・プレゼン
②ミドルギア:物事をゆっくりと深く考える型
・アイディアを考える ・分析
③ローギア :相手の話を受ける型
・人の話を聞くとき  ・本を読むとき
(2)思うように伝えられる表現力
①言葉のデッサン:自分の言いたいことは、大量の言葉の中から相手に選んでもらう
②会話の合気道:できるだけ相手に話させ、話の方向性はコントロールする
(3)強くて頼れる自己

3.戦闘思考力の正しい使い方
(1)勝たない   → 作る(想像)
(2)負けさせない → 笑わせる(談笑)
(3)悩ませない  → すっとさせる(マッサージ)

4.戦闘思考力の6つのステップ
①やりとり: 相手のとの対話を途切れさせない
②カスタマイズ:相手の価値観や世界観に自分を合わせる
③共感:まずは相手の言い分を受け入れ、味方する
④転換:自分と相手の利益を見つけるため、視野を広げる
⑤教養とのリンク:今の自分たちの問題を、自分の教養から引っ張ってきた史実上の問題で例え、相          対化させる
⑥創造: 対話を通して、二人で回答を作り上げる

5.戦闘思考力のトレーニング法
(1)ハイパワーの思考力
①トップギア
即答:ダメな答えをすぐに出す
ミニッツライナー:映像1分ごとの内容を1行に要約する

②ミドルギア
推理:本のタイトルと目次だけを読んで、内容を推理する
分析:書籍のリバースエンジニアリング(見開き1Pを一行に要約する)
潜行:なぜなぜ5回(『スマートノート』論理その1「なぜ?」参照 P107)
批判的読書:著者の考えを鵜呑みにせず、論理を追う読書

③ローギア
学ぶ読書:すべて信じる(『スマートノート』コラム「師匠から学ぶ方法」参照 P219)
感想文:本や映画などの感想を文章にする
要約文:本や映画などの内容を要約して文章にする

(2)思うように伝えられる表現力
・言葉のデッサン:口数が少ない奴は、とりあえずいっぱいしゃべれ
・会話の合気道:口数が多い奴は、10回に1回だけしゃべれ

(3)強くて頼れる自己
・「胃の痛くなる環境」に身を置く:人前でしゃべる、リーダーを引き受ける
・自分の意見・主張をブログやSNSで書く
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【戦闘思考力が格段にアップするオススメ書籍】

1 ハイパワーの思考力
①トップギア
・瀧本哲史『武器としての決断思考』星海社新書
ディベートの思考を応用し「答えを出す思考法」を身につけるための本。ディベートで大事なのは、見ている第三者を説得すること。議論する相手を論破したり、相手側の意見を変えさせる必要などない。

②ミドルギア
・福澤一吉『文章を論理で読み解くためのクリティカル・リーディング』NHK出版新書
論理思考(トゥールミン・モデル)の解説書。テキストを論理的に分析・吟味し、評価し、さらにそこから新たな問いや疑問を発信するスキルを身につける。

③ローギア
・佐藤優『読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術超入門』東洋経済
読書における3つのギア「超速読」「普通の速読」「熟読」を使い分ける。「熟読術」「レーニンの読書ノート」がローギアの勉強になる。

・齋藤孝『原稿用紙10枚を書く力』大和書房
「話せるから書ける」は間違い。感じたことを気のきいた言葉にするのと、きちんとまとまりのある文章にするのとでは、脳の働かせ方が全く違う。書くことは、思考を緻密にする。

2 思うように伝えられる表現力
・池上彰『わかりやすく〈伝える〉技術』講談社現代新書
わかりやすい話をするために、まず大事なのは「聞き手に、リードという地図を示す」こと。「地図→対象化→構造化→地図」という流れで話す内容を構成する。

・齋藤孝『人を10分ひきつける話す力』大和書房
人をひきつける3つのポイント。「ネタ主義」「テーマ主義」「ライブ主義」

・内田樹『先生はえらい』ちくまプリマー新書
コミュニケーションの本質についての、内田先生の解釈が非常に興味深い。 ”私たちに深い達成感をもたらす対話というのは、「言いたいこと」や「聴きたいこと」が先にあって、それがことばになって二人の間を行き来したというものではありません。そうではなく、ことばが行き交った後になって、はじめて「言いたかったこと」「聴きたかったこと」を二人が知った。そういう経験なんです。
これは人類がコミュニケーションということを始めた、そもそもの最初からずっとそうなんです。”(P72)